眺めの良い座席の選び方
せっかく旅行で特急列車に乗るのであれば、眺めの良い席がいいですよね。
このページでは、その「眺めの良い席」について、ご説明します。
早速ですが...
眺めの良い席は、どちらだか分かりますか?
直ぐに分かる通り、1枚目の窓枠が無い方の席です。
この様に、列車はどこに座るかで眺めは大きく変わります。
「移動」として乗るだけなので眺めは気にしない、と言う場合は関係ありませんが、
車窓からの景色を楽しみたい旅行では、せっかく乗るのですから、眺めの良い席での利用をお勧めします。
座席による眺めの種類
- 主に3つあります。
- それぞれの詳細と特徴を、次の項目でご説明します。
- A:1列分の独立窓がある席
- B:2列分の広窓部で、窓枠が無い席
- C:2列分の広窓部で、窓枠がある席
【A】1列分の独立窓がある席
- 新幹線は、高速で走行するために窓を小さくしており、
グリーン車、普通車(指定席・自由席)とも、全てこちらの【A】です。
北海道新幹線から、九州新幹線まで、全てです。
ですので、予約購入時に「眺めが良い席はどこか」は気にしなくて大丈夫です。 - 在来線は車両により異なります。
グリーン車に多いですが、普通車(指定席・自由席)でもありますし、
車両の端(一番前や後ろ)の列だけこの様な場合もあります。 - 在来線の車両の端の単独窓は、横幅が広くない場合があるので、
次の【B】の座席がある場合は、そちらがお勧めです。
- 新幹線:グリーン車
- 新幹線:普通車(指定席・自由席)
- 在来線:グリーン車
- 進行方向が変わると座席を回転させますが、眺めは左右が逆になるだけで、変わりません。
- 左に進む場合
- 右に進む場合
【B】前後の座席2列分の広窓部分で、横に窓枠が無い席
- 普通車にもグリーン車にもあります。
- 通路側に座る人も、大きく体や首をひねらなくても、車窓からの眺めを楽しめます。
- グリーン車の【B】が、前の席との間隔も広いので、全ての席の中で一番眺めが良いです。
- 在来線:普通車
- 在来線:普通車
- 在来線:グリーン車
【C】前後の座席2列分の広窓部分で、横に窓枠がある席
- こちらの席は、一番眺めが良くありません。
- 窓側の席ですら、窓枠がかなり視界を遮ります。
- 通路側の席は、相当体や首をひねらないと景色を見られないので疲れます。
- 在来線:普通車
- 在来線:普通車
- 在来線:グリーン車
【BC】の外側から見た違い
外側から見た場合の、窓枠の有無による違いです。
外側から見て席が見えないと言うことは、その席から外は見えないと言うことにもなります。
- B:横に窓枠が無い席
窓側席、通路側席とも良く見えます。 - C:横に窓枠がある席
窓側席も視界が少し遮られ、通路側席は殆ど見えなくなります。
【BC】の進行方向による眺めの変化
座席2列分の広窓部分は、進行方向に合わせて座席を回転させると、BCが逆になります。
往復で乗車する際、往復とも同じ「列番」の座席にしてしまうと、
往復のどちらかが「窓枠あり」になり、眺めが良くなくなるので、ご注意下さい。
- 左側に進む際は【B】窓枠なし、ですが、
- 右側に進む際は【C】窓枠あり、に変わります。
【BC】をボックスにして利用する場合
座席を回転して向かい合わせにし、ボックス席として利用したい場合も同様です。
- Bの前の席を回転してボックスにすると、横は窓一杯になりますが、
- Cの前の席を回転してボックスにすると、中央部は窓枠となります。
どの席を予約購入すれば良いか
- 車両毎に調べなければ分かりません。
- グリーン車も普通車も共通で、車両毎に窓の配置などの作りが異なる為、
1つの列車でも車両によって異なり、調べなければ分からないのです。 - 駅の窓口で購入する場合は、「窓枠の無い眺めが良い席が欲しいです」
と希望を伝えれば、眺めの良い席を選んでくれるかと思います。
下記の写真を見て頂くと、理解しやすいかもしれません。
一部の人気列車の座席と窓の位置を紹介
下記のリンク先で、一部の列車についてを紹介しています。
もっと詳しく知りたい方は
こちらの「列車編成席番表」に詳しく記載されており、全ての席についてが分かります。
この本は、JRの「みどりの窓口」や「きっぷうりば」でも使われています。
特殊な本ですが、一般の方でもネットでも購入できます。
定期的に発行されており、新しい列車の情報も分かります。
これがあれば全列車の情報を得られるので、
「えきねっと」や「e5489」で良く予約購入する方には、お勧めです。
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